朝から高設定を一発ツモ!
スロッターにとって一番理想の立ち回りではないでしょうか。
パチスロで最も高い収支を出せるのは高設定台をより多く打つことです。
パチスロで生計を立てている、いわゆるプロの方は日々これを意識しています。
これを実現するには店のクセを読み、朝から高設定台に座ることが重要です。
ここでは私が実際に行ったクセ読みを細かく紹介していきますので、今後の立ち回りの参考にしてみてください。
クセ読みの重要性
まずは店のクセを読む事がなぜ重要なのかを簡単に説明します。
パチスロ店は利益を出す必要があるため、全体では客が負けるようになっています。これは全員が満遍なく負けているのではなく、9割の人が負け、1割の人が勝っているという構図です。
なぜこのような構図になるかと言うと、全員が負けるならパチスロを打てば必ず負けることになり、誰もパチスロを打ちに来ず、業界が成り立たないからです。
パチスロ店は勝てる台を用意しておき、客に「勝てることもある」と言う認識を持たせれば、客は「今回負けたとしても次は勝つ!」と言う気持ちでまた来店します。
なのでパチスロ店は9割の人には負けてもらって、1割の人に勝ってもらいたいのです。
そして、1割の勝っている人とは、特別運がいいとか引きが強いという訳ではなく、しっかりとした理由があって勝っています。
パチスロは店が用意した高設定台に座れた人が勝つという椅子取りゲームです。誰かが高設定に座れば勝ち、それ以外の人は低設定台に座ることになり負けます。
高設定は見ただけではわかりませんが、勝っている人は店のクセを読み、高設定台に狙って座れるから勝っているのです。
誰しもが何も考えず適当に選んだ台に座るなら客同士では公平な取り合いになります。
しかし、負けている人は適当に選んだ店に行き、適当に打ちたい台を打ち、勝っている人は店のクセを読んで高設定台を狙って打っています。
つまり、勝っている人が高設定を取るので負けている人は余っている低設定台を打っていると言うことです。
極端な話をしましたが、実際は勝っている人も100%高設定に座れる訳ではなく、また高設定台が複数台あれば、たまたま座って勝つこともあります。
しかし、店のクセを読み、高設定台を狙うことは非常に有利な勝負をしていると言うことに変わりはありません。
逆にこれをしていないと非常に不利な勝負をしていると言うことにもなります。
クセ読みをするとしないでは大きな差が生まれてしまいますので、パチスロで勝つためにクセ読みはとても重要なことなのです。
具体的なクセ読みの手順
まずはクセを読みたい店を選択します。
自分の通える範囲でなるべく毎日足を運べる店を調査していきます。
※大型店舗である必要や高設定を毎日使用している必要はありませんが、いつ行っても高設定台を見たことがない店は避けます。
まずは1店舗をじっくり見てクセを読むコツとそれによって有利になることを実感しましょう。
※慣れてきたら徐々に店舗を増やし、手札を増やしましょう。
それでは私が実際に立ち回っていた時のクセの見抜き方を例に見ていきます。
まずは店のクセを以下に列挙します。
A店
パチスロ 約150台
等価交換
イベント
- 7の付く日はイベント日
- 来店系イベントは高設定が入る
- 2台構成の機種Tを優遇
- 力の入っている機種の前日、前々日でワースト台(回転数が一番少ない台)に高設定が入る
新台入れ替え
- 新台入れ替え時は3日間高設定を使用する
- 新台入れ替え初日は角台に高設定が入る
- 新台入れ替え2日目は前日高設定を除く台で前日ワースト台(回転数が一番少ない台)に高設定が入る
- 新台入れ替え3日は前日、前々日で高設定台を除く台で前日、前々日でワースト台(回転数が一番少ない台)に高設定が入る
以上がA店のクセになります。
稼働する日
クセを読む上でまず考えたのは、稼働するに値する日はあるかです。
A店は平常営業の日は高設定台がない店です。ただし7の付く日、新台入れ替え期間は高設定台が入ります。
イベント日はメール配信や店内のポップ等で判断します。新台入れ替えや来店系イベントなども一種のイベント日と判断します。
A店は平常営業日に見たとき、稼働も少なく出ている台がほとんどない状態でした。1週間も見れば高設定を使用していないことがわかります。
それ以外のイベント日では稼働も多く、高設定挙動の台が複数台あります。それぞれのイベント日を3回程度確認してイベント日は狙えると判断しました。
この時点でわかったことは平常営業日は稼働できない、イベント日は稼働ができるかもということです。
平常営業日は稼働できないので調査対象からは外し、今後調査するべき日はイベント日に絞ります。
高設定を使用する機種
次に考えたのは、どの機種に高設定を使用しやすいかです。
イベント日で高設定が使用されていた台を見て判断します。A店で一番最初に気づいたのは2台構成の機種Tが常に1台高設定挙動をしていたことです。
そのほか、8台構成以上の台には高設定が1台以上、その時点での最新台には高設定を1台使用することがわかりました。
イベント日に複数回見にいくことで特定の機種に力が入っているかを判断します。
ピンポイントで絞る
ここまででわかっていることはイベント日で機種T、8台構成以上の台、その時点での最新台には高設定が使用されることです。ここからさらにどの台に高設定が使用されるかを絞っていきます。
ここからは様々な要素を考慮して、高設定を使用する台の共通点を探します。
台番や位置関係、直近の稼働状況やデータ等から判断します。
最もわかりやすいのが1/2で高設定を使用する機種Tです。母数が多いと要素が複雑に絡み合うので少ない台数のものから判断する方がわかりやすいです。
機種Tに高設定台が使用されていた時のデータから見えてきた共通点は前日、前々日で回転数が少ない方に高設定を使用するというクセでした。これに気付いた時に8台構成以上の台、その時点での最新台にもこのクセを当てはめて見ると高設定が使用される台と一致していました。
つまりA店では、イベント日に機種T、8台構成以上の台、その時点での最新台のワースト台(回転数が一番少ない台)を取ることで高設定台を打つことができます。
また、新台入れ替えも大方のクセは同じですが、初日に関しては、前日、前々日のデータが存在しません。同じように様々な要素を考慮して、新台入れ替え時に高設定を使用する台の共通点を探したところ、角台に高設定を使用することがわかりました。さらに、新台入れ替え期間中(3日間)同じ台に高設定を複数回使用することがないのもわかりました。
これがわかってからは新台入れ替え期間は3日連続で高設定台に座ることも可能でした。
まとめ
要点をまとめると、下記項目を順番に調査していたことになります。
- 稼働できる日はあるか
- 高設定を使用されやすい機種は何か
- どのような傾向の台に高設定が使用されやすいか
私の経験したA店は比較的にわかりやすい部類の店だったかも知れませんが、多かれ少なかれクセのある店は存在します。台番や直近のデータなど見るべきポイントはそれぞれ違うこともあるでしょうが、高設定が使用されやすい台の共通点を探すところはどの店も同じです。
また、店のクセはわざとクセを作っている場合もあれば、無意識下で出てしまっているものもあります。前者であれば高設定の奪取率は高くなりますが、後者であれば、予想が外れることもよくあります。
いずれにせよ100%高設定に座れるなんてことはなく、あくまで高設定に座れる確率を上げるものです。
クセを調査する際も、100%法則通りに高設定を使用されることはありませんので、どの法則が一番可能性が高いかというのが重要になります。
最初は読み違えることもありますが、期間が長くなればそれだけ精度も上がります。ここまで書いたことを少しでも参考に立ち回りをしてもらえれば徐々に収支は向上していきますので、まずは1店舗のクセ読みから実践しみてください。
▼こちらはどんな機種を狙うべきかの判断方法を記載しています。もし興味があればこちらも読んでいただけると幸いです。
▼パチスロの勝ち方はこちらにまとめております。
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