パチスロ雑誌などでよく出てくるパチスロ用語の「機械割」というものについて説明します。
機械割とは、その台がどれだけ勝てる(もしくは負ける)かを表した数字になります。
機械割(ペイアウト率)について学ぶ
下記の図は雑誌などでよく見られるものです。
設定 | 機械割 |
1 | 95% |
2 | 98% |
3 | 100% |
4 | 102% |
5 | 105% |
6 | 110% |
この場合、設定6機械割110%の台は1日打ってメダル枚数が約2400枚プラスになる台です。
設定5の105%だと半分の1200枚プラスですね。
それではなぜこのような計算になるかというのを学んでいきましょう。
機械割から獲得できる枚数を知ろう
計算式はこのようになります。
総投入枚数×機械割=総払い出し枚数
総払い出し枚数-総投入枚数=得られる差枚数
総投入枚数は台に入れたメダルの数で、総払い出し枚数 は台から出てきたメダルの数です。
「機械割110%の台は1日打ってメダル枚数が約2400枚プラス」というのを実際に数字を入れて見ていきましょう。
1日に回せるゲーム数を8000回として、パチスロは1ゲーム回すのに3枚のメダルが必要です。つまり総投入枚数は 8000×3=24000枚となります。
24000( 総投入枚数 )×1.10( 機械割110% )=26400( 総払い出し枚数 )
26400( 総払い出し枚数 ) - 24000( 総投入枚数 ) =2400( 得られる差枚数 )
このように機械割110%の台を1日打つと約2400枚プラスになることがわかります。
それでは設定1を1日打つとどうなるかも見ていきましょう。
24000( 総投入枚数 )×0.95( 機械割95% )=22800( 総払い出し枚数 )
22800( 総払い出し枚数 ) - 24000( 総投入枚数 ) = -1200( 得られる差枚数 )
となり約1200枚マイナスになります。
これで機械割を見たときにどれぐらい勝つ(負ける)かが計算できるようになりました。
獲得枚数から機械割を知ろう
それでは応用として、獲得した枚数から機械割を出してみましょう。
計算式は以下です。
総払い出し枚数÷総投入枚数×100=機械割
例
回したゲーム数:5000回
勝ち(負け)枚数:プラス500枚
総投入枚数:5000×3 =15000枚
総払い出し枚数:15000+500=15500枚
例をもとに数字を入れて計算していきます。
15500 ( 総払い出し枚数 )÷15000( 総投入枚数 )×100 =103.333…%( 機械割 )
となりこの台の機械割は約103%ということがわかります。
機械割を知ってどう活かす?
ここまでの説明で機械割というものがどういったものか少しでもわかっていただけたら幸いです。機械割はパチスロの基礎的な用語であり、これを知ったからと言って勝てるようになるものではありません。
しかし、機械割の知識をもっておくことで「この台はどれくらい勝てる」という具体的なイメージができます。
※1日打てば機械割5%毎に1200枚というように覚えればわざわざ難しい計算しなくてもどれくらい勝てるのか直感的にイメージできると思います。
機械割110%の台では8000ゲーム回すことで2400枚のプラスになることはわかりましたが、もっと細分化すると1ゲーム回すことで0.3枚プラスになります。
こうみると機械割の高い台を1ゲームでも多く回したくなりませんか?パチスロを打っているととても多くのゲーム数を回すことになります。この0.3枚が大きく収支に影響してくるので、機械割の高い台を1ゲームでも多く回す、機械割の低い台を1ゲームでも早く捨てれるように意識しましょう。
※機械割通りに出る訳ではない
最後になりますが、今回学んだ機械割というものは毎回計算した通りにメダルが出る訳ではないということを知っておいてください。
長い試行回数の末、収束するものなのです。
パチスロはあくまで確率のゲームで機械割110%の台でも負けることなんてよくある話です。1日程度の試行回数ではとても収束するようなものではありません。
それなら機械割なんて意味ないじゃんと思う方もいるかも知れません。
しかし、パチスロで勝つためには短い期間で判断してはいけません。たとえ機械割の良い台を打って負けたとしても意味がなかったとは思わず積み重ねることができれば、1ヶ月後、1年後の結果は確実に変わります。
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